(インタビュアー)診断をするということは、いろんな道具を持っていかなければならないのでは?移動するのも大変そうですが移動手段はどうしているのですか?

私達がやるこのサービスで売るための診断はしたくありません。お客様は物件を気に入ると熱くなりますが、そういった時にブレーキをかける事も私達の仕事だと思っています。きちんと冷静に判断してもらいたい、そのための資産設計であり、そのための診断でなければなりません。資金面に詳しい人間、建築をきちんと学んだ人間が診ることが責任だと考えており、数をこなしたいからといい加減な診断はする気もありません。
そういった中で状況次第で車で行ったり、渋滞パスのためにバイクで行くこともあります。大きなバイクなので必要な機材は全部しまえますし、脚立も積めるんですよ。土日のご案内が多いのでお客様の時間に合わせて、お客様をお待たせしないように、その日その日によって変えています。
このようになるべく出来ることを増やしていくという努力は怠りません。

(インタビュアー)永久の保証書を発行するということですが、具体的に教えてください。

物件に関する保証というのは、本来施工会社や売り主が保証するものです。しかし私達の業界はあまり綺麗な業界でないといいますか、「金融と不動産」と一括りにされてしまうような敷居の低さがあります。自分を担当してくれた営業マンがもういないというのは良くあるケースです。要は、何の勉強も話題もなく、いい加減なことを言って誰にでもできることを言うつもりは全く無く、自分の言ったことに対して責任を持ちたいというのがまず一番にあるという事です。
私が提案する保証の内容というのは、お客様にプレゼンテーションしているその日現在で言えばこの方法が最適です、という事です。しかし、法律も変われば時代も変わります。もしかしたら基準法も変わるかもしれません。住宅ローンで例えると、10年変われば実行金利が0.8%くらい違う事もあります。この違いというのは「当時の銀行の金利がそこだった」という事なわけですが、一生住むというのが前提でマイホームを買うので、住んでいる途中で見直したい、借り換えしたい、という事は大方有りえます。そういった時の相談に対して私達のお客様は私達が保証します、という内容です。物的に保証するということではなく、私達が診断したものに対して、今後不具合が発生した時の相談としての保証です。これは購入頂いた後のお客様との付き合いを大事にしたい、取引後は会わないから知らない、という事をしたくないという想いからです。「あの時はこうだったからしょうがない」と言いたくないですからね。

(インタビュアー)不動産に関わる多くのサービスをご提供されていらっしゃいますが、なぜこのように多岐に渡ったサービスのご提供ができるのでしょうか?

結果的にサービスを増やそうとして増やしたと言うよりは、附随する物がすごく多いからです。お客様によっては不用意に住宅の購入をすすめることが必ずしもその方にとってプラスになるかと言ったらハテナな部分があります。住宅の購入について考えれば、建築基準法も絡んできますし、住宅ローンという負債を背負うことになります。負債を背負うということはお金に対しての勉強は自ずと必要ですよね。不動産って係るものがすごく多いんですよ。お金だけでなく、保険も切っても切れない話です。

(インタビュアー)そうですね、家を買うだけなのに想像以上に選択する事柄が多いとビックリする方は多いのでは?

そうですね、私たち住宅屋は保険屋としてでなく第三者的見地に立って保険のアドバイスをしてあげられます。売るための保険でなく無駄なものは無駄、良いものは良いとハッキリ言いますよ。銀行でもそうです。どこの銀行でローンを組んだとしても、銀行の営業マンでない私からすると結果は一緒なので、客観的にそれぞれの銀行の特色を説明することが出来ます。建物もそうですね。本来仲介業者を使うメリットって何かと言ったら、物件を客観的に評価してあげることが出来る、という事なんです。でもそれが結局、なるべく少ない案件で売りたいとか、なるべく時間をかけずに同じ収益を得たいとなってしまうと、お客様が仲介を使う必要って無くなりますよね。実際の所は、これだけポータブルサイトが発達した現代において、そんなに物件の情報をお客様は求めていないんですよ。私も広域に渡ってやっているので大体は網羅していますが、ピンポイントのエリアに絞ればお客様の方が詳しいこともあります。そんな中で私達が提供できるものといえば、やはり専門性です。

(インタビュアー)そこは一番頼りにしたいところですね。岡田社長は建築士や宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー等、多くの資格を持たれていますね。

そう考えると、住宅控除の問題や不動産の取得税、固定資産税、都市計画税だってある、税のことを知らないとできません。自営業や会社経営者の方だと決算書の内容把握がどれだけ出来るかで全く変わってきますので、自ずと会計の理解も必要になります。どうせやるのであれば、根っこの方までちゃんと勉強してやっていきたいと思っただけで、そうしたらこんな風になってしまいました。他所よりは知っている、という自信は当然ありますよ。努力もしたし、今も続けていますし今後先ももちろん辞めるつもりはありません。時代の変化に合わせて必要なもの、どんどん変わっていくお客様のニーズに常に対応していけるようなサービスを今後も考えていきたいですから。お客様からももっとこういうものがあったら良いよね、という事をもっと言ってほしいですね。それを実現するのが本来の仕事であって、作業としてお客様と関わっていくつもりはありませんから。

(インタビュアー)仲介手数料が無料の会社などがあるようですが?

極端にいえば、仲介のハンコを押すだけなのか、仲介手数料分の価値を提供出来るのか。
私よりも詳しいお客様であれば、仲介のハンコだけ押すのでいいと思いますよ、私を使うことに全くメリットがありませんから。そういう方であれば迷わず無料の所へ行ったほうが良いでしょう。
でも私は今不動産業界に入って15年ほどですが、15年間常に勉強しています。建築や民法、資金面、ファイナンシャルプランナーなど。大学4年も行きなおし今大学院で税の勉強もしています。ずっと勉強していて、それでもまだ足りないと思って今やっています。
仲介手数料を無料にするというのは、お客様から仲介手数料をもらう価値が無いということを認めた結果なのでは。知識のない仲介業者は必要ありませんからね。

(インタビュアー)確かに右から左への仲介だと腑に落ちないかもしれません。

一人ひとりがいかに今の不動産業界に足りないものは何なのかというのを考えれば、それが出来ていない会社というのは当然無くなってきます。すると出来る会社同士がさらにもっともっとと努力する。だから他業種の方も追従して欲しいですね。本来根底にある「お客様のために」という所はブレてはいけないんです。お客様あっての商売ですので。